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 明け方の激しい雨が残暑を吹き飛ばしてしまった奥多摩駅前に集合したのは、滝澤、山岡、田幸、村谷。

 9時30分発の丹波行きバスを待っているところに、松戸より電話があり、所定の電車に乗り遅れ、次のバス(=10時丁度発)で、合流するとの連絡があった。
 名うての健脚ゆえ、30分程度のビハインドはものともせずと判断して、満員のバスに乗り込む。

 奥多摩湖ひとつ手前の
水根バス停で下車。雲の合間から日が差してきて、残り少ない夏を惜しむセミの声がしきりだ。

 地元産のヒノキで作った立派な道標を頼りにいざ出発。
本日最大?の登り道を、来月は村谷不在での山行き、を話題にしながら、元気一杯に進んでゆく。

 
六ッ石山方面との分岐を過ぎ、奥多摩湖が一望できる地点で休憩。雨上がりの深い緑が目にしみる。

 
滝のり沢の小橋で、昨夜来の雨で立派な流れの滝を鑑賞する。この先はハンノキの枝尾根を巻く山道なのだが、昨年4月の崩落で通行不能のため、いったん滝のり沢バス停方面に下り始めたところ、カメラを構えた松戸に遭遇、総勢5名合流。

 てっきり、後から来るものと思っていた一同は、滝のり沢バス停下車で先回りされていてびっくり。このコース3度目のキャリアの賜物でした。

 崩落のおかげで、普段は通ることがないダム建設に使われた
鉄道トンネル(全長440m)歩きを堪能した。
 雨だれが ぽとぽとと 落ちてきて風情があり、午後7時までは照明が足元を照らしてくれるので、奥多摩湖からの帰りに立ち寄るのも一興かも。

 青梅街道を中山バス停付近で横断すると、右手の山腹に浅間神社の屋根が光って見えた。
 西久保の切り返しからは、平坦な山道の連続だ。
かって、甲州街道の裏道として人馬が盛んに往来したなごりの
馬の水飲み場は、前夜からの雨で水桶が一杯だった。

 昼食休憩場所が少ないのがこのコースの唯一の難点だが、松戸の経験で
シダクラ吊り橋を渡った先の空き地を目指し、幸いにも先客がなく無事に店開きする。
たっぷりと時間があるので、いつものとおり持ち寄ったつまみを肴に、お互いの近況と秋の行楽予定を情報交換する。

 みこしを上げて、青梅街道を再び横断し、コスモスや山百合などが咲く民家の横を通過し、巨大な岩の下に鎮座する
白髭神社で休憩。

続いて、最後の急坂を上り詰めると、トイレ・屋根・ベンチ完備の「
槐木(さいかちぎ)休憩所」で汗を拭ったところで、松戸からグレープフルーツを凍らしたデザートが差入れされ、思わぬ甘露に疲れが吹き飛んだ。

 もう駅は近い。
氷川大橋先、黄土色に にごった多摩川の河原の上、奥氷川神社の境内?からのバーベキューの匂いにも励まされ、2時前に奥多摩温泉もえぎの湯」にゴールイン。
待ち時間なしに入場できて、はっかの香りの露天風呂で思いっきり手足を伸ばす。

 休憩所でも首尾よく5人分の席を確保し、生ビールで再び乾杯し、焼き鳥や、生わさびたっぷりの刺身こんにゃくなどを堪能した。

駅前で、山葵などを手土産に、4時23分発のホリデー快速で帰宅しました。

 今日も、夫婦?恋人?2人連れの散策に何組も出会いました。きれいな水洗トイレがところどころにあり、バス停の近くを通り、適当に中断することもできますので、これからの紅葉の季節など、手軽に楽しめる行楽スポットです。


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 コース
  JR青梅線・奥多摩駅=(丹波行きバス、約20分)〜水根バス停〜(1分)〜奥多摩 水と緑のふれあい館〜(20分)〜奥多摩むかしみち 水根出口〜(多摩湖建設用鉄道跡のトンネル経由、60分)〜浅間神社、下〜(30分)〜しだくら吊り橋〜(30分)〜白髭神社〜(30分)〜檜村橋・バス停橋詰〜(20分)〜槐木(さいかちぎ)休憩所〜(30分)〜奥多摩むかしみち、南氷川入口〜(10分)〜奥多摩駅〜(10分)〜もえぎの湯〜(10分)〜奥多摩駅
  <合計歩行時間 約4時間>

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2006年8月26日(土) 「奥多摩むかしみち」

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