帰省ラッシュのピークが予想される週末、高尾駅8時44分発小淵沢行き普通電車は、いつもの登山客の姿は疎らで、大きな荷物の家族連れが圧倒的だ。
三つ目の上野原駅で下車し、9時46分発の井戸行きバスに乗り込んだのは、田幸&村谷のコンビ。
本日は中央本線からの登山口としては、鎌沢や石楯尾ほど知られていない井戸登山口からの生藤山に挑戦した。
バスは20分ほど走って、終点、井戸バス停に着いた、
立派な造りの家が目立つ道を下ると軍刀利神社の参道に着く。
ここから奥の院までは、舗装された急傾斜の車道、階段、坂道が続く。
鳥居のそばの県の天然記念物に指定された「さいかちの木」は、形は珍しいが雄の木のためか地味だった。
斜面を切り開いて作った静かな境内で本日も旅の無事を祈願して、いよいよ山道に差し掛かる。大きな桂の木を過ぎると、急傾斜を右に左に折り返していく。木々が頭上を覆い快適な上りだが、汗がドンドン吹き出す。
何度も小休憩を摂りながらようやく尾根道に出た。鎌沢や石楯尾との合流点だ。
12時に、三国山到着。東京・神奈川・山梨の県境だが、四方とも雲に覆われていて、富士山どころか隣の山がようやく見えただけだった。
ここから5分ほど「関東ふれあいの道・富士見の道」を辿り、生藤山(990m)へ到着し、昼食の大休憩。
缶ビールが本日も甘露だ。いつものつまみに、稲荷ずしなどを食していると、空が明るくなってきたので、当初の予定を変更して、連行峰を左折し、未踏破の「万六尾根」を柏木野へ下ることとして出発。
茅丸(1,019m)は巻き、連行峰に着く頃、急に雲行きが怪しくなり、雨が降り出し、遠くから雷の音が聞こえ出す。
稲妻が光り、その後の雷鳴との間隔がだんだん短くなってくる。
くわばらくわばら、再び転戦を決め、できるだけ早く尾根道を外れるため、醍醐丸方面に進路を変更する。稲妻の光りが見え、直後に雷鳴がドドーン!!
山の神から和田への下山道を一目散に逃げ下る。木枠で整備された立派な登山道で、先人に感謝する。
茶畑のそばに大きな一軒家を見つけて、物置の軒下で雨宿りしてほっと一息。
雨も小止みになり、ここからは立派な山道を、心静かに下り、和田集落に無事到着。
登山口から下山口まで、ハイカーには1人も出会いませんでした。
バス停脇の県立陣馬自然公園センターで、写真やパネルで40分ほど勉強した後、和田発15時27分発のバスで、藤野駅に到着。
当初予定通り、16時05分発のバスで、「藤野やまなみ温泉」に行く。
広い館内は、お盆休みの家族連れで込み合ってはいたが、湯船は広く、ゆったりと手足を伸ばし、「加水なし、源泉かけ流し。泉温41.8度」の天然温泉で、「筋肉痛、六十肩、関節のこわばり」を治癒した。
大広間で、早実の試合を見ながら再びビール・レモンサワー(日本酒の販売はしていない(/_;))を味わい、6時発のバスで藤野駅に戻った。
なお、当温泉を利用される場合は、、終点の「藤野やまなみ温泉」バス停ではなく、一つ手前の温泉入り口バス停」で下車することと、館内でのアルコール販売はビールとサワーしかないため、飲食物持込禁止?ですが、駅前のコンビニで事前に好みの酒を買ってからお出かけしましょう。
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コース
《生藤山まで》
JR中央線・上野原駅=(井戸行きバス、約22分)=井戸バス停:標高約300m〜(30分)〜軍刀利神社〜(1時間10分)〜井戸・鎌沢分岐〜(5分)〜三国山:標高990m〜(5分)〜生藤山:標高990m
《このあと、実績のコース》
〜(40分)〜連行峰〜(1時間10分)〜山の神〜(30分)〜一軒家〜(30分)〜和田バス停=(15:27発のバス、約16分)=JR中央線・藤野駅
<合計歩行時間 約4時間半 + 藤野やまなみ温泉入浴>
《このあと、当初予定のコース》
〜(10分)〜井戸・鎌沢分岐〜(10分)〜甘草水〜(30分)〜佐野川峠〜(50分)〜鎌沢入口バス停=(バス、約15分)=JR中央線・藤野駅
<合計歩行時間 約3時間半 + 藤野やまなみ温泉入浴?>
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