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 7時43分の新宿駅は、まだ盛んに雨が降っていて肌寒い。そのためなのか、ホリデー快速は悠々と座れる状態だった。
 9時前に快晴の
日向和田駅に到着したが、降りる人もまばらで、折角の臨時改札口もあくびをしていた。
本日は清水兄と二人なので、少し足を延ばすことし、吉川英治記念館までのスタンプラリーに挑戦した。

 ようやく開き始めた商店街で、清水がくるみもちを購入して、昼食までの備えをする。
 
吉野街道を横断して、しだれ梅を見ながら梅の公園を目指す。人も車も少なく歩きやすい。
右手の
菅原神社に参拝し、昨年からベンチが増設された展望台で、この後に行くお梅丘陵を遠望する。強い風で雲が吹き飛び、まるで夏空のようだ。

 
梅の公園正面で200円の入場料を支払いパンフ片手に階段を上っていく。日差しとともに花が開いていくようだ。
1番から番号順に東屋を通過し、今や満開の東面に到着する。
紅梅、白梅、黄梅・・・。女性ガイドから、この公園は昭和46年に、民有地にあった120本100種類の木々を青梅市の所有地に移植したのが始まりと聞く。
 観光バスが続々と到着して、人出が増えてきたのを契機に坂道を下る。
 
 これからスタンプラリーの開始とする。
きもの博物館は入場料800円なので、スタンプだけにする。春の里梅園、中道梅園、梅花園は、まだ訪れる人が疎らだ。売店には梅製品や、陶器があったが、荷物になるので見送った。
樹齢700年も鎌倉の梅や、珍しい岩割の梅を見物して、広い境内の
即清寺にも参拝して、吉川英治記念館前でも、スタンプだけ押して吉野街道を再び横断する。
ラリーの最後は豊山派の
大聖院で、お賽銭を奮発してパンフを求めた。これから梅の公園を目指すお姉さま4人組と写真の交換をして別れた。

 
石神前駅の畑で作業中の麦藁帽子のおじ様に教えられた通り、石神林道から青梅丘陵に取り付く。標高差が200m近くあり、汗をかきかき這い上がった。
矢倉台休憩所で一息入れる。清水購入のくるみ餅がビールとよく合う。ここからは犬の散歩に向いた緩やかな家族ずれのコースになる。
鉄道公園までは行かずに、しだれ桜で有名な
梅岩寺に下りる。あと少しで車窓からも見事な風情が堪能できるのを楽しみに、お目当ての「天徳」にゴールイン。

 1時半を過ぎているので、がら空きと思いきや、何故か一杯の人で、座敷や2階まで満席だった。「30分待つ」こととして、その理由を店のおばさまに尋ねると、昨夕、テレビで放映された羽村
市役所を中途退職した蕎麦屋からの溢れた客のせいとのことだった。

また、昨年放映されたアドマチの影響もあったようだ。まずは地酒・沢乃井本醸造300MLで乾杯し、いつもの800円の並天丼を食したが、相変わらずやさしくおいしい味は変わっていなかったのに安心した。

 こちらの梅は、3週間遅れとのことで、まだまだ楽しめます。

 なお、天徳はしばらくは混みそうですので、ウイークデーがよいでしょう。(村谷 記)


清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
 ◆青梅の梅で春を実感しました。
  「春求め 吉野梅郷 散策す」

 ◆少し足を延ばし青梅丘陵へ。
  「のどやかに 青梅丘陵 春匂う」

 ◆仕上げは「天徳」の天丼。
  「天徳の 天麩羅混んで 時を待つ」

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★2006年3月19日(日) 「吉野梅郷〜青梅丘陵」

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