春到来のハイキング日和だが、小田急線・柿生駅・南口?に集まったのは、今週も村谷1人(のはず)だった。
インターネットで見つけた小田急沿線ハイキングガイドのコピー片手に、打ち上げの店はなさそうな駅前を颯爽と出発。
まずは、最初の目的地である徳川家康が天下人となったことを実感したという「茶臼山緑地」への入り口を探すがなかなか見つからない。
目標の寿司屋が2軒あったが、ようやく小さな道標を発見し、坂道を登っていく。すっかり住宅だらけでわずかに雑木が茂るのみの緑地を後に、階段を下って日光隧道に出る。
次の「むじなが池公園」も、盆栽を運んでいたおば様の手をとめて、道を聞き出してたどり着いた。
大雨時の遊水地をかねた公園は、武蔵野の風情が少し残っていて、小学生が手製の道具で魚釣りをしていた。斜面ではボランティアの中高年数人が植木をする準備中。
団地の間の曲がった道を進むと、左手に「白山神社」の標識を発見、修験道で有名な加賀の白山神社の末社とあっては、見逃すわけには行かず、また階段を駆け上がって参拝した。
「どんぐり山緑地」「白山東緑地」「島田生長の森緑地」を通過し、中高年で一杯のテニスコートを横目に、王禅寺裏門坂交差点が見えた。
酒屋があったので、直ちにロング缶を購入した。
家族連れを追い越しながら、木の階段を登りきると展望台だった。
さまざまなスポーツを楽しむ人々を掻き分け進むと、散歩案内どおり小田急線・柿生駅・北口で待っていて、ここまでやってきた滝澤と遭遇し、お詫びして同行してもらう。
名前の由来の「王禅寺」の古いほうの社で、近くの人にシャッターを押してもらった。室町時代には真言仏教の道場で、「東国の高野山」と称された名刹の風情が残る。北原白秋の碑がある、柿生の由来の「柿の木」に見入った。
「王禅寺ふるさと公園」を後に、鶯の声が聞こえる旧参道を、琴平神社に向かう。 お七夜参りで着飾った祖母・母・子が何組もいる中で、休憩。
男が脇役なのはいずこも同じと、滝澤・村谷が合意した。境内には「用済みのお雛様やぬいぐるみ」が、3月7日のお祓いを待って山積みになっていた。
神明社を過ぎたところで、手押し車で野菜を運ぶ老女に声をかけられ、駅から駅まで歩いているといったら、何故か感心された。
稲荷に参拝し、「籠口ノ池公園」にきたが、名物の桜はもう少しだった。全国的に珍しい名前の「月読神社」や「おっ越し山ふれあいの森」の竹林を抜けると、駅に続く坂道が待っていた。
打ち上げは、新百合ヶ丘駅に戻り、駅ビルの上の京料理「京町家」で、品よくおばんざいをつまみに、冷えた生ビールと焼酎ロックで締めた。
お寺と竹林が多く、アップダウンもあって健康作りには好適なコースでした。(村谷 記)
※本日は参加しなかった山(散)歩愛好者の一人より。
「村谷さま、集合時刻と集合場所は、きちんと確認の上、お出かけくださるよう、お願い申し上げます」
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コース
小田急線・柿生駅(南口)〜茶臼山緑地〜むじなが池公園〜白山神社〜王禅寺小・中学校〜王禅寺ふるさと公園〜王禅寺〜稲荷大明神〜籠口の池公園〜月読神社〜浄慶寺・秋葉神社〜柿生駅
<合計歩行7.8km 約2時間>
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