雨の新宿、小田急ハルク・バス案内所に田幸・村谷の2名が集合。
“雨は朝方まで”との予報を信じてお出かけの登山姿15名ほどなど約20名が乗車し、7:40発車。
渋谷大橋停留場で数人を乗せ、高速に入る。
紅葉シーズンで、帰りのバスは残席がほとんどないこと、帰路は渋滞が予想されるなどと、運転手さんのアナウンス。
東名に入り、事故渋滞との連絡があり、相当の遅れを覚悟するように(>_<)との車内放送。
渋滞を抜け、松田で45分遅れ。
東名小山を過ぎると、右手、中腹に大きな雲を抱いているが、冠雪した頂は出してくれている大きな富士山が見えてくる。
途中の停留場や乙女峠バス停で合流しようとしていた方がいたとしても(いませんでしたね?乙女峠バス停で停車中、仲間がいないか、確認はいたしましたよ)、この遅れでは、待ちきれない筈、帰路は混雑&渋滞の箱根路を避けるために、金時山を省き、明神ヶ岳に登り大乗寺、新松田側に下山しよう、とコース変更を協議、乗り越し決定。
乙女峠、乙女口、金時神社とバス停ごとにハイカーを降ろしながら、われらは2名のみ、金時登山口に降り立った。吐く息が白くなった。
バス停から郵船三井やカネカの保養所、前回立ち寄り湯した民宿「やまぼうし」が並ぶ、紅葉の木々の並ぶ路地を進み、登り口手前で上着を脱ぎ、準備を整える。
後ろから、女性10名ほどのハイカーの声が聞こえてきた。
しばらくの階段登りで矢倉沢峠。開いていない茶屋横のベンチで景色を楽しみながら、ひと息入れていると、さきほどの女性陣が登ってきた。若い女性たちでした(*^_^*)
席を譲り「金時山、仙石原、明神ヶ岳」の道標から先、密集した背の高いハコネダケの中に続いている、人1人が通れる幅の登山道に分け入る。
稜線に近づくと、対面に大涌谷の噴煙、神山。その左手後方に仙石原のススキ、芦ノ湖、三国山。振り返えれば金時山、その左肩に富士山がちょこんとのっている。
雑木林帯では葉々が色付き、稜線の草原道のススキは枯れ尾花も落ち、枯れ葉だけ。咲き残りのアザミや、今が盛りの青紫色のリンドウが咲き、紅葉のまだら模様を望みながらの陽だまり山歩。
火打石岳の案内板 “この山で、火打石が採れ…” の下で開店。お湯を沸かし、ソーセージをボイル、ビールでカンパイ。主食は田幸がカレーラーメン、村谷は辛ラーメン。
陽があたって暖かな南斜面の花々を楽しみながら、明神ヶ岳到着。
広い山頂、三々五々登山者が休憩中。
今冬の“木枯らし1号”に流される雲間に、東南には明星岳への稜線と宮城野などの温泉街、南に駒ヶ岳、西に金時山、北~東に丹沢山塊から相模湾が見え、さわやか、いい気持ち。
景色を堪能し出発。山頂からすぐの道了尊への分岐に従い左折。
雑木地帯の落ち葉が降り積もった道は歩きやすいのだが、ほとんどが北斜面の水はけの悪い滑る黒土の道、沢と化した滑るゴロタ石の道、路肩の崩れた階段、背の丈より深くえぐられた赤土の道など…(>_<)
斜度が結構あるので、滑りながら、足と手と気を使いながら、汗(含、冷や汗)をかきながら、下った。
神明水で喉をうるおし、見晴し小屋のベンチでひと休み。
杉林の木々が太さを増して来て、林道を何度か横切ると、やっと道了尊、大乗寺には立ち寄りませんでした。
でっかいユズ「鬼柚子」=¥350などを売っている、みやげ物屋のオバチャンが「バスは4時20分だよ、お茶をどうぞ」と。あたたかいお茶が美味しい、ごちそうさま。
大雄山駅では新松田行きのバスに接続、下車即乗車即発車。新松田駅でも下車即乗車即発車、17時発でした。今日は箱根側に下山しなかったのが正解だったようでした。
コース
金時登山口バス停、標高:約650m~(30分)~矢倉沢峠、標高:約880m~(1時間)~火打石岳、標高:988m~(1時間10分)~明神ヶ岳、標高:1,169m~(15分)~明星ヶ岳と道了尊の分岐~(1時間10分)~見晴し小屋~(30分)~道了尊、標高:約320m=(バス、約20分)=伊豆箱根鉄道大雄山線・大雄山駅
<合計歩行時間 約4時35分>
当初予定のコース
乙女峠バス停、標高:約670m~(40分)~乙女峠、標高:999m~(30分)~長尾山、標高:1.114m~(35分)~金時山、標高:1,212m~(25分)~矢倉沢峠、仙石原への分岐~(60分)~火打石岳、標高:988m~(70分)~明神ヶ岳、標高:1.169m~(15分)~秩父宮登山記念碑~(15分)~宮城野温泉への分岐~(20分)~明星ヶ岳、標高:923m~(70分)~宮城野温泉、標高:約300m=(バス、約30分)=箱根登山鉄道・箱根湯本駅
<合計歩行時間 約6時間10分>
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★2005年11月12日(土) 「明神ヶ岳」
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