満員のJR青梅線は、花見見物客で一杯で、駅に停車する度に家族連れや仲間同士のグループが下車して行く。
青梅駅では、山行き姿で奥多摩方面を目指すグループが、ホームに屯していた。
定刻の10時30分に改札口に集合したのは、滝澤&村谷の2名。颯爽と出発。
古い映画の看板が有名な商店街で、今でも描いている久保板額氏のアトリエを発見し、飛び込んだ。場所は赤塚不二夫記念館のはす向かいだが、一寸わかり難い。子供のころ見た片岡千恵蔵の大菩薩峠が懐かしい。小林
明も若かった。
信号待ちで、ブルーガイドハイカー「駅から登る山歩き」を抱えた中年女性3人組と一緒になったが、先に進んだ。調布橋をわたるが、多摩川の河原で釣りをしている人影はない。
吉野街道の交番脇の道からいよいよハイク開始。もうツツジが咲いていた。
小川沿いの登山道は足元が優しく、傾斜が緩やかで歩きやすい。
雑木林の木の間から、桜がちらちら見えるが、まだまだの咲き具合だった。明星大学のキャンバスが遠望できる草むらで最初の休憩を取る。風がなく日差しも強く、すっかり初夏の趣だ。
哀れな母娘を祀った二ツ塚では、マウンテンバイクの若者数名と出合った。お互いに趣味とは言え、ご苦労なことだ。
馬引沢峠から、最後ののぼりだが、左手の金網越しには巨大な廃棄物のエコセメント処理工場が見え隠れする。12時丁度に天狗岩に到着した。
先客は1名。青梅市街から高水三山、御岳山、棒の折山まで遠望できた。
持参のワインとビールで乾杯する。うまい。最後は天丼で締めるため、昼食はおにぎりと軽めだ。つまみは滝澤家手作りのフキノトウの味噌和えで、ほのかな苦味がなんともいえない。ビール2缶とワインハーフボトルを平らげた。
40分の休憩の後、吉野には向かわず、市内の桜の名所を探訪することとして、馬引沢林道を下ることとした。広くて立派な道だった。街道にぶつかる畑中神社では明日が大祭で、準備中。
暑いので簡保の宿の日帰り温泉に立ち寄ることとした。昨年3月18日から、天然温泉がオープンし、湯の質が良くなっていた。一番上の7階の浴槽からの眺めは抜群です(1,000円)。当然、ビールでのどを潤し、釜ヶ淵公園に下りる。
川沿いの巨大な桜並木が丁度満開で、人出が少ないためじっくりと鑑賞した。
駅に向かう途中で、桜大福を購入し、青梅丘陵からの下山口にある梅岩寺に立ち寄ると、ここでも枝垂桜が丁度満開だった。
最後は予定通り、「天徳」で並天丼800円と ぷりぷりした蜆の味噌汁 2杯ずつを肴にして、ビール&冷酒2本で締めた次第(村谷 記)
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コース
JR青梅線・青梅駅〜(25分)〜登山口〜(55分)〜馬引沢峠〜(20分)〜赤ぼっこ〜(10分)〜天狗岩〜(20分)〜馬引沢峠〜(35分)〜釜ノ淵公園〜(15分)〜青梅駅
<歩行時間 約3時間>
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