相変わらず天気予報をものともせず、新松田駅前に集合したのは、松戸、吉田、清水、村谷の4名。
御殿場線に乗り換え、足柄駅に降り立つと坂田の金時の看板がお出迎え。快晴の駅前広場から、1,000年以上前から利用されている足柄古道に入る。
ずっと杉林が続き、初夏の蒸し暑さを和らげてくれ、勾配も緩やかでハイキング気分を満喫。
シャガやマムシ草などの花々や、すっかり上手になった鶯の鳴き声に誘われて、峠にある足柄城址に到着すると県道を楽に?上がってきた車が駐車中。
ここで人気の金時山コースへの転進も少しは考えたが、近い方の頂上で早くビールが飲みたいと意見が一致して、当初の予定通り矢倉岳に向かうことにした。
家族連れの姿が目立つ万葉公園を大きく巻きながらいよいよ正面の独立峰に差しかかる。せっかく登った分をずいぶん下って、改めてのぼり始めるが、蒸し暑さで急に口数が少なくなる。
それでもすれ違う何組ものハイカーの常套文句である「もう一息ですよ」との言葉を信じて、漸く矢倉岳頂上に到着すると360度の大眺望。富士山こそ隠れているが、金時山が正面に、明神岳・明星岳まで手にとるよう。
例によって、乾杯のビールがうまい。今日の目玉は、清水夫人からの北海道の純米酒と麹を使った珍しいきゅうりの漬物。もちろんいつものつまみが、松戸兄、吉田兄からご提供で、周囲の熱い視線を無視して大いに盛り上がり、天気男軍団に感謝、感謝。
すっかりご機嫌で、目的のゴールの矢倉沢バス停に着くと、1分もたたずにバスが来る。
大雄山駅前では新松田駅行きのバスが2分後に発車といいこと尽くし。
梅雨の前触れもどこにやら。
足元がしっかりしていて、車を使ってのショートカットが自在で、金時山から家族ハイクまで選べるお得なコースです。天気が良い日にぜひお試しください。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
コース
JR御殿場線・足柄駅、標高:331m〜(60分)〜足柄古道〜(40分)〜足柄峠〜(80分)〜矢倉岳、標高:870m〜(50分)〜矢倉沢バス停=(箱根登山バス、約15分)〜関本(=大雄山駅)
<歩行時間 4時間>
前のページへ 次のページへ
★2004年5月30日(日)「矢倉岳」