やま

★2006年3月18日(土) 「湯河原・城山〜梅林」

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 日曜の天気予報が今ひとつなので、突然思い立って湯河原駅前に村谷が降り立ったのは午前10時だった。

 折りしも湯河原梅林が満開との報道が相次いだ為か駅前は、かって見たことがないほどの人で溢れている。

 梅林行きのバス乗り場に待つ大勢を尻目に、天邪鬼が1人大げさなリュック姿で歩き出す。隧道を潜り抜けると
一束100円の分け葱が売られていたので、昼食用に購入。

 まずは、源の頼朝の忠臣として知られた土肥一族の菩提寺である
城願寺に参拝する。参道前の樹齢800年のビャクシンは、土肥実平お手植というみごとな老木だった。旅?の無事を祈る。

 段々畑のようにどこまでも続く住宅街の急な坂をあえぎながら上っていく。みかん畑をいくつも過ぎても、依然として舗装された林道が続く。眼下には
初島が見えた。

 広場で休憩中の男女8人組に追いつき、
幕山を背景にシャッターを押してもらった。先ほどわき道から出てきた夫婦連れが、登っていった山道を追いかけるように進む。来月予定の岩戸山十国峠がよく見える。
11時半に、土肥城跡の碑がたつ広い
頂上(563M)に着くと、男性4人組が早くも昼食の準備中。早速またシャッターを押してもらった。

 後から来た、夫婦連れと8人組の合計4組ともバーナー持参とはこの季節では珍しい。熱々の韓国麺に入れた分け葱が美味で、ビールの味が一段とさえた。眺望は幕山よりも優れていて、十国峠に匹敵すると判定した。

 12時45分に一足先に出発する。もう、下り道しかないはずなのに登りが足り少し驚く。右手の藪の中で大きな音がして、丸々と太った
が道に飛び出してきた。写真を取る間もなく、再び姿を消す。
やっと、下りになり、
ししどの窟(いわや)のバス停に着くと、数名のバイクの若者が一服やっていた。
再び林道に戻り、どんどん坂を下りていき、石橋山の戦いで破れた頼朝が、土肥一族に5日間かくまわれたという
ししどの窟にきてみたが、予想外に狭かった。

 最後は
梅林を目指し、鎖場などある山道をひたすら下り、再び人ごみに混じって、今年も満開の梅を鑑賞することができた。
空模様もやや怪しくなってきたので、1時35分発のバスに乗り、頼朝ゆかりの場所巡りを終えて、
湯河原駅に戻りました。
今年から200円の入場料が必要になりましたが、山から下りてくると無料です。
まだ、1週間は楽しめます。


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