さんぽ

★2005年12月1日(木)「北高尾山稜」

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 ウイークデーの通勤時間帯に、高尾駅北口に集合したのは、来週・11日、5度目のホノルルマラソン行きを控えて練習に勤しんでいる滝澤と、来年9月からの四国遍路の特訓に余念のない吉田、村上、村谷の計4人組。

 駅前からタクシーで
八王子城跡広場に向かう。モミジは満開?空は雲ひとつなく、空気はさわやかで風も涼やかな訓練向きの上天気だ。

 小ピークが続く長丁場の尾根歩きとあって、充分に下準備して8時26分出発する。最初からショートカットを目指し、畑の作業道らしい急斜面を、竹でで組んだ通路に沿って進む。かなりの勾配だが、足元の八王子の市街地がドンドン遠ざかって行くのが快感だ。

 前回、小雨の中を百石、田幸諸兄と上がってきた本道と合流すると、もう7合目だった。落ち葉が一杯敷き詰められた快適な山道を登り、新道と旧道の分岐点に差し掛かる。右に下がる旧道はほとんど人の踏み跡がない。階段を登るともう、
八王子神社だった。
まだ、9時前だ。参拝後、前回昼食休憩したベンチで休憩する。市街地が想像したより遥か下に見えて、戦国時代の城跡の雄大さを追想した。

 いよいよ、本格的な縦走開始だ。これから続くピークの多さに、思わず気を引き締める。吉田を先頭に、村上、村谷、滝澤の順で快適な山道を快走する。
天守閣跡が思ったより小さかった。
富士見台では粘ってみたが、車窓からは見えた富士山がもう少しのところで隠れていて残念。

 
杉沢ノ頭(547m)からいくつものピークを上下して562mピークに着く。吉田の高度計は565mと正確だった。鳥のさえずりと一面の紅葉の絨毯を堪能しながら、滝ノ沢林道に出会い、すぐに山道に差し掛かる。苦労した割りに3.2キロしか来ておらず、堂所山まで4.8キロとあって先を思い遣る。板当峠狐塚峠の標識は、滝澤がしっかりと確認していた。

 杉の名前が多く、
杉ノ丸峠(612m)には、想定ラップを上回り到着したので少し長く休憩した。青梅や立川方面まで見事に見えた。
夕焼け小焼けふれあいの里との分岐となる
大ドッケまで来たときに、上空でヘリコプターが旋回する音が聞こえた。

 昨年、吉田&滝澤などが縦走したときに昼食休憩した見晴らしの良いピークに差しかかったのは11時30分、今回は少し先のベンチのある
大嵐山にして、足を早め11時45分到着。12時35分出発と決めて昼食大休憩。

 先ずは持参のビール&ワインで乾杯。3台のコンロに着火し、お湯を沸かす。先ほどのヘリが、74歳の八王子市の男性を捜索しているとの音声が聞き取れて、われわれ老人隊も自戒した。カップめんを食し、吉田持参の沖縄産泡盛のお湯割で勢いをつけ、みかんとバナナをデザートに、昼食終了、いざ出発。

 
三本松山611峰関場峠を経て、ようやく(勇躍?)堂所山(733m)に到着し、記念撮影の支度をしていたら、八王子消防署所属の救援隊3名が慣れない足取りで上がってきたので、シャッターを頼んだ。
 昨夜から一人で出かけた男性を懸命に捜索中、我々もここまでは該当する人なしとの情報提供で協力した次第。

 少し下ると、関東ふれあいの道になっている巻き道(こちらが本道)と合流し、通いなれた
底沢峠から急な下り道を一目散。途中の檜林がすっかり伐採されていて驚き、川沿いに林道を下り、奈良子峠や和田峠からの道と合流して午後2時45分、陣馬高原下バス停にゴールイン。

 バス出発まで30分近く余裕があったので、700円の切符に300円のカンビールを購入し、ベンチで残ったつまみを平らげて打ち上げとした。
 八王子駅でJRと京王線に別れて帰宅した。

 長丁場なので、家族向きではないが、鍛錬やダイエットに強い意思を持つ人向きのコースです。

 また、今回は吉田が各人に餅を、村上がチョコレートを用意してくれたが、中間の行動食持参が望ましい。(村谷記)

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