富士山が眼前に大きく広がった新松田駅に集合した菅野、滝澤、山岡、清水、村谷の5名は、9時30分発のバスに乗り込んだ。
東名高速と並行して、正面に富士山をみながら、10分ほどで高松山登山口バス停で下車。みかん畑がずっと続く林道に入る。
梅がまだ見ごろで、特に川沿いの梅林の赤と白のコントラストがすばらしい。みかん畑のレールの勾配がどんどんきつくなるが、先頭を行く菅野大兄の足取りは、半年振りとは思えないほど順調で、高度を上げていく。やがて杉林に替わるが、頭上の花粉が一杯だ。
びり堂で先の組に追いついたため、休憩とする。名前の由来や、馬頭観音にお参りしているうちに、谷からの心地よい風がついでに花粉を巻き散らかし始めたため、急いで出発する。
尾根道近くで再び前の組に追いついたのが間違いだった。昨年の台風の影響で、道に倒木が多く、ずいぶんえぐれていたため、わき道に反れてしまった。
両組共同で探した結果、背が高くて冷静な滝澤兄が、本道を発見し、10分程度のロスで尾根道にたどり着いて一安心。思わぬ運動になったが、これで今日もおいしく飲める。
高松山頂上は、富士山こそ展望できないものの広い原っぱで、早速店を広げる。つまみはたっぷり、酒も山岡兄の40度のブランデーやら村谷の酢橘焼酎に氷までそろっていたため、気がつくと1時間20分もの大休憩になってしまった。
下山は、尺里峠から虫沢渓谷方面への快適な下りで、田代向バス停から、出発地の新松田駅に予定通り到着した。
家族向けのコースだったはずだが、台風の影響で倒木と道が崩れた箇所があり、要注意です。(村谷 記)
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コース
小田急線・新松田駅=(山北駅行きまたは西丹沢行きバス、約10分)=高松山入口〜(30分)〜舗装道路終点〜(50分)〜ビリ堂〜(30分)〜高松山、標高:801m〜(35分)〜尺里峠〜(45分)〜虫沢〜(25分)〜田代向バス停=(バス、約20分)=新松田駅
<歩行時間 約3時間半>
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