★2003年8月10日(日) 「高座山(たかざすやま)・杓子山(しゃくしやま)」
9日(土)の陣馬山は、残念ながら台風で見送りとなったため、翌日に、ブルーガイドハイカー「駅から登る山歩き」の中の中央
本線〜富士急行線沿線の最後の未踏峰の下見を行ないました。
7時40分に高尾駅4番ホームに集合したのは、村谷・野島の2名。
7時48分発河口湖行きに乗り、富士吉田駅には9時18分に到着。車道歩きを避けるため、駅前からタクシーを奮発し、標高1,000mの鳥居地峠(とりいちとうげ)まで行楽客の車に悩まされながらひた走ります。
吉田名物のうどんと忍野名物のそばの幟が街道を飾る中、忍野八海の入り口を通り過ぎて山道を上がっていくと、峠に到着します。
「熊に注意」の看板を横目に、「富士桜登山会」が整備した道は、幅広く歩きやすい上に、富士吉田市街が一望できて誠に快適でした。
ゲートに出会い、直進すると勾配がきつく赤土の露出する登りがあり、それを慎重にクリアーして尾根道に入ると有名な富士山の絶景ポイントがあり、プロのカメラマンがお天気待ちしているのと遭遇しました(山腹の途中まで自動車が入れるわき道を発見。要調査)。
梅雨明け10日間は富士山が眺められる確率が高いそうですが、台風一過ながら雲で部分的な山姿しかみられませんでした。
峠から30分で高座山(1,304m)に到着し一休み。そして、木々が日光をさえぎり、山すそから天然クーラーが心地よい風を送ってくれるなだらかな尾根道を行くと、ハングライダーの発信場になっている大権道峠(おおざすとうげ)に辿りつきます。
風待ちでなかなか飛び出せないライダーを上空のトンビが冷かしているようです。
尾根道に続き最後の急勾配を過ぎて山腹を巻いてゆくと頂上直下の急登を大汗をかいてようやく杓子山(1598m)に。
頂上からは360度の展望が開け、人気がある山だけに、4組もの先発隊が昼食休憩中でした。
われわれも先ずは缶ビールで乾杯し、担ぎ上げた荷物の中からつまみを出しましたが、景色のよさについ飲みすぎてしまいました(村谷はロング缶2本とチョリソ+チーズおよび冷凍みかんのみ)。
下山は大権道峠の分岐から一目散に不動の湯を目指し、切り傷やアトピーに高い効能がある(ポリタンクで持ち帰る人多し)湯船で汗を流した後、大広間で映りの悪い高校野球のテレビ中継をみながら缶ビールと残りのワンカップおよびウイスキーのポケット瓶を空けました。
タクシーを呼んで下吉田駅に行き、電車で高尾駅へ、いつもの高尾駅ガード下の蕎麦屋で冷酒で打ち上げた次第です。
二人の感想では、車道歩きを避けるためには、下吉田駅からタクシーを予約し、帰りも不動の湯から車で帰るのが盛夏のコースでは良いのでは?と一致したところです。(村谷記)
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