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 西日本では災害級の豪雨が降っているとのことだが、村谷は午後からは少し雨の止み間があるとの予報を信じて、所要時間が短い標記七福神巡りを行った。

 午後1時に都営新宿線、大江戸線・
森下駅に到着。地上に出て清澄通りを南下した。

 左手にある元祖・カレーパン店(の一つ)カトレアの前を通過する。普段なら焼き上がり時間には行列ができるのだが、時刻がまだのようで本日はその姿は見えない。幸いにも雨は傘がいらないほどで、道を歩く人の大半は手に持ったまま歩いていた。

 右折して深川の総鎮守・深川神明宮に参拝する。慶長元年(一五九六)に当地を開拓した深川八右衛門が伊勢神宮から勧請して創建したとされる。
その折に当地を訪れた徳川家康が、まだ地名がないのを聞いて、「深川」と名付けたとされる。
 寿老人が祀られており、長寿祈願に訪れる人が多い。毎年6月最終または7月第一日曜日に行われる森下朝顔市では、境内に入りきれないほどの人出になるが、ここ2年は中止。
 また、毎年 8月17日に近い日曜日に行われる例大祭だがコロナ禍真っ最中の今年はこちらも中止。境内にある山車庫は12庫近くもあり、そのうちの一つの扉が開かれていて、氏子の若者数人で手入れを行うところのようだった。

 境内を出るとすっきりと雨が上がっている。少し南下し、深川芭蕉通りに突き当り左折し、常盤・高橋交差点で清澄通りに復帰した。
左手にある魚三酒場森下店の1階に暖簾が出ていたので立ち寄ってみると、午前11時半から午後2時までランチ営業中。品数は本店の半分の3種だが、この時間でもそこそこの入りのようだ。

 通りを南下し、高橋(たかばし)小名木川を横断、すぐに右折して、また左折、深川稲荷の小ぶりな社殿に参拝する。寛永7年(一六三〇)創建で、布袋尊が祀られている。町会の管理のためカギがかけられていたので、お賽銭を隙間から投入してから南進する。

 錣山部屋前を通過する。この一角にはほかにも尾車部屋
北の湖部屋大嶽部屋もあり、川向うが両国で相撲部屋には好立地なのだ。

 清洲橋通りを横断しさらに南下、清澄庭園の入り口に突き当り、そのまま左折して清澄通りを横断。すぐに深川資料館通りへ左折して、桜並木を東進する。

 前回参拝した左手の霊厳寺は遥拝して先へ進み、開館中の江戸深川資料館1階に入った。
入り口すぐにある横綱大鵬顕彰コーナーを見学する。昔の取り組みがビデオで見られるほか、等身大の写真がお出迎え。子供のころの記憶ではずいぶん大きく見えたが、現在の力士たちでは平均ぐらいらしい。企画展「こうとう浮世絵づくし」(入場料400円)は通過する。

 資料館通りの両側には他ではあまり見られないレトロなお店が続いていて散策の人出が結構あった。

 白河3丁目交差点を右折し、雲光院にお参りする。徳川家康の愛妾の一人で、頭脳明晰でも知られた阿茶局菩提寺
まだ家康存命中の慶長16年(一六一一)に局が自ら発願して創建した寺院。局は大河ドラマでは悪役として演じられたが、その波乱万丈の人生はなかなか魅力的な小説の題材になりそうだ。
 寺の開創地は馬喰町付近だったが、明暦の大火等により神田岩井町を経て、天和2年(一六八二)に深川に移転した。度々の火災や戦災にあったが、局の宝篋印塔だけは当時のまま残っている。

 少し南下し三好3丁目交差点を渡った右手に、毘沙門天が祀られる龍光院がある。先ほどの雲光院の数多い塔頭(たっちゅう)の一つで、ともに深川まで移ってきた。

 さらに南下し、大黒天を祀るやや小ぶりな円珠院に参拝する。

 門外に出たところにある平野交差点で人とすれ違ったので久々にマスクを装着して右折し、清澄通りに戻って南下する。

 福禄寿を祀る心行寺に参拝し、突き当りの葛西橋通りを左折した。

 左手に深川稲荷と同様に無住の冬木辨天堂があり参拝。短い階段を上った右手にあるお堂の戸が少し開いていて、小さな賽銭箱があり、その上に孔雀に乗った辨天様の木像がちょこんと安置されていた。

 辨天堂の反対側には、魚三酒場の上客であるサラリーマン・サラリーウーマン諸氏が勤務する大和総研がどっしりと鎮座している。

 少し雨がぱらついてきたので、本日初めて傘を広げた。

 葛西橋通りを横断して冬木地区を南下、和倉橋交差点の先で首都高速の高架下に入りやれやれと傘を閉じて東進する。
少し先を右折すると富岡八幡宮の駐車場への近道だが、その一本先にある八幡堀遊歩道まで足を延ばした。
 久々に日本最古の鉄橋で国指定文化財でもある赤い弾正橋をくぐり、東門から境内に入るころには雨が上がっていた。
七福神最後の恵比寿様を祀る富岡八幡宮に参拝した時には、まだ午後2時を少し過ぎたところだった。今年の深川八幡祭り(8月13日から15日)は中止で、その代わりに境内では「深川まつり写真展」が開催されていて、法被姿の氏子さんたちがそれなりの数で参加していた。

 参拝を終えて隣にある深川公園に移動し、木の下にあったベンチに腰を下ろし、遅めの昼休憩とした。ルーティンになった缶チューハイ、ミックスナッツ、チーズ、バナナを消化して約30分、最初で最後の休憩を摂って帰途についた。

 七福神のご加護で晩夏の梅雨時?に負けない散歩ができた。

 次回は、また雨の合間に日本橋七福神巡りを行う予定。(村谷 記)

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  ※管理人追記: 本14日の 国内の新型コロナ新規感染確認者数は14日 20,365人。 重症者数は過去最多の1,521人、 死亡者25人、11日の自宅療養者数74,063人。

 東京都の新規感染確認者数が
5,094人、 うち10歳未満 271人、10代 468人、 20代 1,568人、3 0代 1,079人、40代 824人、 50代 583人、 60代 164人、70歳以上は137人、 重症者は過去最多の245人、死亡者0名。
 また、東京都の13日の
自宅療養者数21,723人、宿泊療養者数1,778人、入院者数は過去最多の3,727人。


 さらに、九州北西部、中国地方や中部地方などを襲った線状降水帯がもたらした災害が続いています。

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★2021年8月14日(土)「深川七福神巡り(森下駅〜門前仲町駅)」