★2011年1月25日(火)「館林」
<1月25日(火)初春の館林つつじが岡公園>
快晴・微風の東武伊勢崎線・館林駅改札口に集合したのは、江湖・百石・西・村谷・大森の5名。
ラッシュを避け先着した村谷は、 分福茶釜の茂林寺 に参拝してから館林駅に来た。
駅前のコンビニでツマミを買い足した。何故かアルコール類は置いていなかった。
先ずは、広場にある分福茶釜で有名な狸と、昭和11年に巨人軍が公式戦に最初に勝利した野球場記念碑が並んだところで写真撮影。
「まちなか散策ガイド」に従い出発する。
標識に従い裏通りに入ると、懐かしい館林営業所の建物が健在でした。
曲がり角に残る毛塚記念館は、江戸時代からの造り酒屋・丸木屋の跡で、国の登録文化財だが、今は営業していない。
昔風の道の両側には、ほとんど営業をやめてしまった商店が次々に出現するが、その理由は後ほど判明した。
江戸時代には職人街だったらしい、最近作り変えたらしい、巨大な鷹庄町長屋門が、往時は農業の集散地だったという面影が浮かぶ。
武家屋敷の名残が残る武鷹館が続き、徳川家きっての譜代大名だった榊原康政が支配し、5台将軍綱吉も領地にしていたという歴史を思い出す。
広くて車の往来が激しい佐野行田線の先からが、広大な城跡の敷地だ。
館林市役所はじめ、文化会館、当地出身の二人の有名人、田山花袋と向井千秋宇宙飛行士の記念館があるが、後回しして つつじが岡公園 に入る。
桜並木や花菖蒲園はもちろん、つつじの季節には人並みで一杯と、村谷以外の経験者4名は言うが、この時期はたまに散歩する暇な老人しか見当たらない。
藩侯の寵愛を一心に集めたため嫉妬されて入水した側室お辻の方を慰めるため里人が植えたのがきっかけというが、これほどまで人々に鑑賞されては、きっと成仏していることだろう。
今年初めて目にした白鳥に導かれるようにその入水した城沼に進む。左側にそのお辻の方を祀る善長寺があり参拝し、門前脇のベンチで昼食とした。
空は快晴、風は収まり、先ずは乾杯。缶ビール・日本酒・コニャック・ワインを夫々分け合って喉を潤す。大森定番の手羽先&南蛮煮込みはじめ、持ち寄りのツマミを堪能していると、折りよく12時の鐘が撞かれた。
腹ごなしを兼ねて周囲5キロの一周に挑戦、城沼の同じ水辺のわずか数百メートル先にある、榊原康政の菩提寺・善導寺に参拝する。徳川四天王に相応しい名刹だ。すぐ近くに愛妾の菩提寺を作った情の深さは、後世の人々にも感じ取られたはず。
道路を渡ると正面に巨大なアピタの建物が出現。経済論理の故ながら、シャッター街が全国に広がってしまった現実を再確認するとともに、トイレを拝借した。
ここからは対岸へ渡って駅方面へ折り返し、白鳥とカルガモが仲良く水辺で戯れる姿を鑑賞し、浮き草が漂う城沼を一周した。
当地の名店、うどん 本丸に入り、香ばしい鯰のてんぷらで地酒を賞味し、名物の館林うどんを正田醤油が効いた出汁で堪能して、楽しい初春の水辺散歩を締めました。(村谷 記)
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コース
東武伊勢崎線・館林駅〜つつじが岡公園〜つつじが岡パークイン〜善導寺〜田山花袋記念文学館(旧居)〜館林市第二資料館〜向井千秋記念子ども科学館〜館林駅
<合計歩行時間 約2時間半>
※「東武鉄道、タウンウォーキング、館林、ハイキング&ウォーキング」に準拠して歩きました。⇒リンクが切れたようです。