猛暑日の西武新宿線・井荻駅南口に集合したのは、菅野、滝澤、田幸、清水、村谷の5名。
久々の参加者もおり、夫々のお盆休みの情報交換をまず行った。
また、各人が縁が深かった斉藤(秀)大兄の訃報には、古武士の風格に今一度、思い出話を披露しあって冥福を祈った次第。
最高気温の予想が35度(実際は37度まで上がったようでした)のため、各人、暑さに備えて服装を再点検し、10時30分に出発。
まずは、井荻の商店街を環状八号線に平行して南下し、早稲田通りを左折して、妙正寺公園北口の信号を渡る。
程なく、緑濃くセミの声一杯の、妙正寺公園に到着した。池のほとりのベンチで最初の休憩とする。
目の前の噴水が涼しげだ。
都内の多くの中小河川はポンプによるくみ上げや、再処理水が水源だったが、妙正寺川は湧水だけが頼りなので、水の勢いは今一つだ。しかし、きれいに整備された遊歩道の日陰側を選んで出発する。
流石に杉並区、両岸の家々はすっきりとし、花々を植栽している。
所々に小公園があるので、こんな猛暑日の物好き散歩おじさんグループには誠に好都合だ。
日陰を見つけては、少し休み、小公園でまた水のみ休憩。
夫々一部を凍らしたお茶やスポーツドリンクを飲み、公園の水道水を注ぎ足す。
その後も、道端の自販機で購入しながら、熱中症対策、水分補給し続けました。
日ざしは強まる一方だが、再び出発。中野区に入ったところにある西中野小学校のプールから、女性教師の強い指示がマイクを通じて聞こえてくる。
われらも水に入りたいが、妄想を振り切って先を急ぐ。
鷺宮駅前の踏み切りを通過。広大な敷地の鷺宮幼稚園の経営の行く末について、おせっかいな心配をしているうちに、白鷺都営住宅先の公園でまたまた休憩。まだ先は長い。
都立家政駅から続いている商店街を横断しながら、お世話になった中村独身寮や江口管理人の話題でひとしきり。
洪水用の地下調整池の工事が続く環状7号線を横断して、サークルKで昼食の買出しをする。
ほどなく、昼食場所に予定していた平和の森公園に到着、あずまややベンチは残らずおじさんたちに占領されていたため、模造した竪穴式住居の横の風通しの良い丘の上で店開きする。
今日は電力消費量のピーク日、柏崎刈羽原発の非稼動のため、17年ぶりに需給調整契約に基づき東京電力が企業に節電要請をしたとのこと。
家で冷房をガンガンかけながら、“がばい”佐賀北・副島選手が逆転満塁HRで広陵を下し初優勝した高校野球をテレビ観戦することもなく、電力消費削減に協力でき、炎天下を歩ける健康に感謝する。
ビールやワインを飲みながら、つまみと弁当を平らげた。
大休憩の後、やや重い腰をあげて出発。西武新宿線を大きく北上して、哲学堂公園に入る。
暑さで静かだったが、われらもひとしきり7月戦の施策ならぬ賢人たちの思索に思いを馳せる。
再び西武新宿線に戻り、中井駅そばで、昔ながらにラッパを吹きながら、リヤカーを曳き、暑さにめげずに豆腐を売っている青年とエールを交わし、新目白通りに入る。さすがに車の行き来が激しい。
高田馬場駅近くで妙正寺川が神田川に吸収されてしまったので、われらの旅も打ち止め、検査部御用達、駅裏の「清龍」に行くが未開店。
その3軒隣りの「大戸屋」に入り、冷たい生ビールで、暑さに負けなかったお互いの健闘と今後の散歩への参加を誓い合って乾杯して散会した。(村谷 記)
清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
◆今回は「しりとり5・7・5」です。
「酷暑でも 街歩きする 山歩人」
「山歩人 妙正寺川に 魅せられる」
「魅せられて 哲学堂で カント学」
「カント学 主観が決める 感情を」
「感情は 汗が吹き出て 限界に」
「限界に チャレンジしたぞ 5人組」
「5人組 ビールを飲めば 酷暑飛ぶ」
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コース
西武新宿線・井荻駅〜妙正寺池公園〜永久橋〜平和の森公園〜哲学堂公園 〜落合調節池〜西武新宿線・中井駅〜高戸橋〜JR山手線、西武新宿線、東京メトロ東西線・高田馬場駅
<歩行距離 約9.5km>
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