★2006年2月26日(日) 「曾我梅林」
小雨そぼ降る小田急線・新松田駅改札に集合したのは、村谷1人。
渋沢駅を過ぎて急に小止みになった空を確認して、予定通り曽我梅園に向かうことを決定。
駅前には、14人づれと5人組の中高年ハイカーが、リュックを背負ってどこかに出発した。
9時35分発の臨時バスは雨のため欠航で、定期バスまで1時間あるので、駅に置いてあった「まつだ桜まつり」のチラシを頼りに、松田山ハーブガーデンで、「桜と富士の大パノラマ」を目指す?
先ずは、地酒「松美酉(まつみどり)」を作る中澤酒造の酒蔵を見学。ギター、ハーモニカ、吹奏楽やバロック音楽などの酒蔵コンサートは先週で終了し、人影はまったくない。御殿場線を越えて、1キロの山道を桜まつりの幟を頼りに上がっていく。
傘を差さなくてよいほどだ。
D生命の大井本社がかいま見える河津桜の咲き具合は3分程度。駐車場のおじさんは、例年に比べ2,3週間遅れという。
テント張りの屋台村で、先ほどのハイカーと会い、納得する。
肉マンを買い、小屋の石油ストーブで暖を取り、シャトルバスで下山した。
11時ちょうど発の、国府津駅行きバスに乗り合わせたのは、先ほどの5人組だった。14人組は、軟弱にもアサヒビール工場見学に直行したようだ。
15分ほどで、曽我3梅林のひとつ中河原梅林に着き、全員下車。
一面真っ白な梅の花で埋め尽くされていて、香りで圧倒される。先ずは、花の寺、瑞雲寺に参拝する。
曽我地区では珍しく紅梅が多くて美しい。「洗心池」でこころを清め、池の浮石の中の弁財天に、秀目美眼の孫の誕生を祈った次第。
続く宗我神社は、静かで趣きある佇まいで、曽我兄弟の無念を回想した。
城前寺は外から眺めるだけで、山道に差し掛かる。途中の産地直売所で、10個100円のゆずを購入。「今朝方は大雨だったので、今日は人出は無理ね。」との声を背中に、工事中の農道をぐんぐん登る。
六本松手前の分岐点で、滝の表示を発見して進んだのが正解だった。何故か屋根つきの立派な東屋を発見し、ちょうど12時だったので昼食休憩。
カップめん、缶ビール、ホタテの貝柱、南京豆、どら焼きのメニューで30分休む。
林間から鶯の雛鳥がまだ幼く囀っているのが聞こえる。旧道の分岐点である六本松、続いて一本松を過ぎ、見晴台に到着。
富士山も金時山など箱根の山々は残念ながら雲の中だったが、眼下の別所梅林が白く帯のように広がる。どんどん坂を下り、梅園に入ったが、誰もいない。ようやく売店のあるところへ来て、観光客と出会い、シャッターを押してもらった。
雨が本降りになってきたので、原梅林は簡単に通り過ぎて、午後2時、下曽我駅に到着。時間があったので、地酒を購入して、2時27分発の国府津行きに乗り込んだ。
コースが硬軟いろいろあり、来週も楽しめますので、ご家族でいかがでしょうか。
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