★2006年2月18日(土) 「衣張山」
めまい発症中の田幸は先に歩き出し、浄明寺バス停で合流、闖入しようと集合時刻の30分前に鎌倉駅・東口を出ると、早々に到着していた村谷に声をかけられた。事情を説明し、先発。その後、滝澤が到着。
ふらふらと金沢街道を大塔宮(鎌倉宮)方向へ歩き、何度も天園ハイキングコースの帰りに前を素通りして、“天神”小学校の卒業生として申し訳ないと思っていた荏柄天神様に寄り道し、詣で、胸のつかえがおりました。
受験生は今日は試験場で本番の頃、孫や子の合格祈願か?爺さんや婆さんが祈っていました。
紅梅が奇麗に咲いていて、朱色の本殿に映えていました。
「尚行けば 荏柄天神 野菊咲く」 虚子
「尚行けば 荏柄天神 梅花咲く」 章魚、盗作。
杉本寺の前を通り、鎌倉五山の浄妙寺まで行き、合流地点の浄明寺バス停へ。ひまなので黒鯉や緋鯉の泳ぐ滑川のほとりの歩道を、杉本寺の前まで戻って行くと、
滝澤と、観音さまが好きな(*^_^*)村谷が昨年末結願した秩父観音34ケ所札所巡りと並び参拝者の絶えない、
「坂東33ケ所札所巡り」坂東観音霊場33ケ所 一番札所・杉本寺に詣で、今後ニ番から三十三番まで秩父と同様、歩き巡礼で回ることを約さず、階段を下りてくると、3人合流。
報国寺に向かい、ここでも参拝し、参拝者の1人にシャッターを押してもらい、右側は住宅が並ぶが、右側は岸壁にシダが茂っている宅間川沿いに進み、瀟洒な佇まいの旧・華頂宮邸へ。
庭には手入れをするおじさんがおられ、「春の薔薇、梅雨時の紫陽花、秋の紅葉の頃にまたお出かけ下さい」と。
車の通れる道が途絶え、薮のなかに登山道がある。登ってみると、ギッシリと家が並らぶハイランド団地のはずれの園地に出た。
山側に沿って5分ほどで浅間山・衣張山の登山口到着。“衣張山へ12分”との道標。
このまま登ると早過ぎるし、歩き足りない(*^_^*)。
ということで、名越(なごえ)への階段を往復することとし、グングン下り、道路工事のおじさんに名越切り通し方向をお聞きし、谷津の一つに入りこみ、シダと杉の植林の小道を登ってゆくと、畑が開け、そこに老人。お聞きすると、ジャガイモ畑に腐葉土を鋤きこんでいるとのこと。
畑の先には、犬や猫の集団墓地、その先に「ハイキングコース」との道標はあるが、狭い道なので、寄り道を終了し、30分ほどで、衣張山の登山口へ舞い戻り、小休止。
ひと登りで浅間山、遠望はきかないが、七里ガ浜の沖にヨットが浮かぶ相模湾。また、小休止。
ちょっと進むと衣張山。また、小休止。昼ごはん中の若者にお願いして、記念撮影。
“杉本寺へ13分”との道標。コース(タイム)は、ヤマケイ「神奈川県の山」を参考にしたのですが、ここからは道標に従い「展望コース」を選択し、石切り場跡経由で階段の多い林間の道を下り、住宅街へ。
1番札所から2番札所への「巡礼古道」の道標に従い1番札所・杉本寺へ戻りました。
杉本観音から鎌倉八幡宮前へ戻ると、いつもながら多勢の人々。
青い目の外人さんも多く、和服がよく似合う青い目の奇麗なお嬢さんが歩いていたり、人力車に奇麗な青い目のお嬢さんと30代の日本人とおぼしき男が一緒に乗っていたり…うらやましい…
いつ行っても人通りの絶えない、蕎麦処「一茶庵」前の通りから小町通りへ左折し、ごった返す人ごみを掻き分け西への路地へ右折。
線路を渡って、鎌倉五山の壽福寺へ。外門から山門へ石畳の美しい参道を歩き、一般に公開していない境内をは山門から拝観し、いつも贔屓のそば処「五島」に沈没。
まずはビールで乾杯、いつもの板わさ・玉子焼き・鳥焼きなどを頼み、滝澤&村谷はこれもいつもの小千谷の「長者盛」に切り替えとなり、蕎麦掻で〆ました。
帰りに御成通りのこれまた贔屓の菓子処「小川軒」でレーズンウィッチやシュークリームをお土産にして、3時の湘南新宿ラインに乗りました。
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当初予定のコース
JR横須賀線など・鎌倉駅〜(30分)〜浄妙(明)寺前〜(5分)〜報国寺前〜(20分)〜ハイランド〜(5分)〜鎌倉幼稚園〜(10分)〜浅間山:標高120m〜(15分)〜衣張山:標高120m〜(15分)〜犬懸ガ谷最奥の民家〜(15分)〜杉本観音〜(25分)〜鎌倉駅
<合計歩行時間 約2時間半>
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坂東三十三番観音霊場・一番札所・杉本寺・杉本観音 本堂↑左 山門↑右
荏柄天神 ↑
浄妙寺 山門 ↑
旧、華頂宮邸 玄関側↑ 庭園側 ↑
竹林が美しい 報国禅寺 本堂↑
衣張山山頂から、稲村ガ崎 江ノ島方面を望む ↑