曇り空の秦野駅前バス停から、8:55発ヤビツ峠行きバスに乗り込んだのは例によって村谷1名。
来月に予定した、1,251mの大山頂上から左下に見えるハングライダーの発着所がある『岳の台、標高899m』の周遊コースを下見するつもりだったが、天気もまずまずなので、コースを変更した。
車窓からは早くもロウバイの黄花が見えて、暖冬の気配が濃い。ハイク客で座席はちょうど一杯だった。
ヤビツ峠の周りは道が凍っていたので、一斉にアイゼンを付ける。
登り始めると南側のためかそれほど凍結しておらず、適度な積雪が例の階段を埋めていて却って歩きやすい。
何組ものパーティーに道を譲って貰いながら、霜柱を砕きながら進む。風は冷たくなく、山並みが良く見えて心地よい。下社からの合流点直前の好展望の地点からは、塔の岳、蛭が岳や箱根の山々まで遠望できた。
1時間ほどで着いた大山山頂は、早くも昼食を広げる人の姿が目立つが、あいているベンチの一角を確保し、コンロで暖を取る。ビールL缶、てんぷらうどんと乾き物で大休憩。
混み合ってきたので11時過ぎには腰を上げ先を急ぐ。
見晴台への下山コースの途中から北斜面に折れるが、人影はない。すぐに急な下りに差し掛かったが、雪が硬い部分と足跡と混じっていて手間取る。アイゼンの歯が短いためか、時々滑降状態になり、子供のころを思い出しながら滑ったり歩いたりした。
尾根道の両側は稀に見る絶景だが、あいにく雪が降ってきたため遠望できず残念。
誰もいないと思ったベンチで、お姉さま2人が昼食休憩中。唐沢峠の休憩所でも、コンロで昼食を作っている4人組とあい、お互いに物好きと感心した。
1時に不動尻に着くと、広沢寺温泉まではのんびりと林道歩きだ。何台もやってきた車は、名水を汲むための家族連れ。途中のラーメン屋も駐車場は満杯だった。七沢の棚田もあり、尾根道からの眺望は浅間嶺に引けをとらず、陽気が良い時期に再挑戦したい場所です。(村谷記)
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★2005年1月23日(日)「大山〜不動尻の尾根道展望コース」